芳田研究室MV

環境・運動生理学
研究室

京都工芸繊維大学大学院
先端ファイブロ科学専攻

スポーツ選手のコンディショニングに関する調査的研究や、
自然環境(温・湿度、風、日射)と生体の反応・適応に関する環境・運動生理学研究、
さらにスポーツ用具の効果に関する研究を実施しています。

研究分野

01

熱中症予防対策:調査研究

地球温暖化とヒートアイランド化が相まって、過去のデータからは予測しにくいほどの酷暑が記録される様になった。熱中症予防の啓発は毎年盛んに行われているが、熱中症による救急搬送者数は減少していない。現在の研究は部活動などで積極的に運動しているアスリートを対象として生活習慣や食摂取状況が熱中症発生に関係するのかを明らかにすることを目指して行っている。この調査研究の結果から、アスリートが自分で体調を管理し、自ら進んで熱中症予防につながる予防行動をとれるようになること、既存の熱中症予防対策をさらに発展させることを目指して研究している。

熱中症予防対策:調査研究

02

熱中症予防対策:実験研究

熱中症予防対策に関する調査研究によって熱中症発生と関係する要因について、実験的のその状況を再現し、安静時に体温を上げたり、運動をして体温を上げたりして体温調節反応を測定している。この結果から、体温調節反応が弱まる(体温が下がりにくくなるような)生活習慣要因が明らかにできる可能性があるため、実験に基づく根拠から熱中症予防対策につなげることを目的としている。
また、他大学と協力して運動時の体温上昇を抑えるような冷却グッズの効果についても実験的に明らかにしている。今後は衣服素材の違いによる体温調節反応への影響を検討するなど環境生理学または人間工学に基づく研究へと発展することも考えている。

熱中症予防対策:実験研究

03

体温上昇・低下時の運動能力:環境・運動生理学的研究

体温の上昇、低下が運動能力に影響をおよぼすのかについて研究している。イメージとしてはウォーミングアップなどである。ウォームアップは選手の持っている運動能力を可能な限り引き出すために行う。通常は運動をすることでウォームアップするが、これでは運動による効果なのか、運動に伴う体温上昇による効果なのか、はたまたその両方なのかがわからない。そこで意図的に体温を上げ下げした時の運動能力の変化を測定してる。
一方で、夏季のような暑い環境で体温が上昇すると運動能力は低下する。また、暑い環境で運動すれば熱中症発生のリスクも上がる。そのような環境でどうすれば運動能力の低下を抑え込み、かつ安全性を確保できるのかについても研究している。
また、アスリートの運動能力向上に関する研究も行っている。

メンバー

芳⽥ 哲也教授

⼭下 直之助教

研究業績

研究業績の詳細については、以下よりご覧いただけます。

被験者募集
案内

現在、実験の被験者募集は行っておりません。新たな募集があり次第、掲載いたします。

共同研究
募集案内

当研究室では共同研究を募集しています。

アクセス・
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〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町1
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 東4号館106号室

Tel:075-724-7294
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